第189章

オリヴィア視点

入院生活の最終日、私はようやくダミアンの口から、お義父さんが目を覚ましたと聞かされた。

反射的に彼の手首をつかんでしまう。胸の内の高鳴りが、どうしても抑えきれない。

「本当? お義父さん、本当に目が覚めたの?」

「俺が嘘をつく理由があるか」

ダミアンは私のスーツケースを手に取り、ベッドの上の鞄を顎で示す。

「医者にも確認した。今の身体なら、激しい動きをしなければ問題ない。荷物をまとめろ。俺が会わせる」

信じられなくて、目を見開いた。

「……私、何か用意したほうがいい? その……」

言葉がうまくつながらない。

「ありがとう。どうお礼を言えばいいのか、私――」...

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