第56章 彼は私のために戦う

ナタリー視点

母はやさしく私の頬を撫でた。

「それは、私たちが自分の目で見て判断しましょう」

祖母は私の鼻をちょんとつまみ、慈しむように目を細める。

「この食いしん坊さんったら。そんなに食べてたら、ころころの子猫になっちゃうよ」

「子猫って、すっごく可愛いじゃない」

私はわざと甘えるように祖母へ身を寄せた。

「そうしたら、ずっとおばあちゃんの家に居座れるもの」

「今だって十分なくらい入り浸ってたでしょう」

祖母は懐かしそうに笑った。

「小さい頃なんて、お父さんとお母さんが迎えに来ても、なかなか帰ろうとしなかったじゃないか。覚えてる? キィちゃんと白ちゃんも一緒に連れて帰る...

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