第136章 僕の彼女になってくれませんか?

綾瀬悠希はゲームのコントローラーを置くと、届いたメッセージを開いた。そして、「ふん」と鼻で笑い、スマホをテーブルに放り出してそれ以上取り合おうとはしなかった。

 そのそっけない反応に、藤堂譲は微かな落胆を覚えた。

 しばらくして、綾瀬悠希はモニターを消し、コントローラーを片付けた。

「今日はここまで。若葉ちゃん、ピアノの時間よ。行きましょう」

「はーい」

 だが、藤堂若葉はすぐには綾瀬悠希について行かず、藤堂譲の元へ駆け寄ってぎゅっと抱きついた。そして、甘えるような声で弁解する。

「パパ、さっき無視したんじゃないよ。綾瀬先生がね、遊ぶ時は一生懸命遊べって言ったの」

「先生の言う通...

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