第151章 彼らはどうして一緒になったのか

「それ、どこで聞いたの?」

 不意に藤堂若葉からそう尋ねられ、綾瀬悠希は言葉に詰まった。

「五十嵐新くんのママが言ってたの。それを新くんが教えてくれたんだよ。ねえ、綾瀬先生。先生にお金とかお花をくれるあの人のこと、好きなの?」

「好きじゃないわよ」

 綾瀬悠希はふわりと彼女の頭を撫でた。

「先生に恋人はいないから、変な噂を信じちゃだめ」

「そっか、なら安心した!」

 藤堂若葉はほっとしたように息を吐く。綾瀬悠希は思わず吹き出した。

「どうして? 先生に恋人がいたら嫌?」

「うん、嫌だ」

「なんで?」

 藤堂若葉はいたずらっぽく笑う。

「教えなーい」

「そう、残念」

 やれや...

ログインして続きを読む