第19章 トップモデル

深沢承弦の瞳がきゅっと縮む。次の瞬間、その腕が不意に強まり、彼女の身体をまるごと胸の中へ閉じ込めた。

掌が彼女の腰の後ろに触れる。薄いシャンパンゴールドのサテン越しでも、体温がはっきり伝わってきた。

深沢承弦は頭を垂れ、顎を彼女の髪の上にそっと乗せる。そして、目を閉じた。

馴染みのあるシャンプーの香りが鼻先をくすぐる。

この三年間、幾つもの夜に嗅いできた匂いと、まるで同じだった。

心臓が、ぐしゃりと掴まれたみたいに痛む。

腕にさらに力がこもる。

このまま骨ごと、自分の中へ融かしてしまいたい――そんな衝動に駆られるほどに。

喉の奥が詰まる。言いたいことは山ほどあるのに、ひとつと...

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