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里香の視点

今年のO市における科学技術交流大会は、例年になく高い規格で開催された。

政府主導のもと、国内外から多数の科学者やテクノロジー企業が集結し、メイン会場には竣工したばかりの科学技術博物館があてがわれた。

当然ながら、全前沿ラボにも招待状が届いていた。

私は昔からこの手の交流会に目がない。——業界の最新動向を把握できるうえ、多くの同業者と顔を合わせる絶好の機会だからだ。

私と司が到着した頃には、博物館内はすでにかなりの熱気に包まれていた。

広大なホールにはブースが林立し、近年開発された新素材や最新デバイスが所狭しと並んでいる。ナノマテリアル、バイオチップ、AIアルゴリズム、...

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