第58話

里香の視点

翌朝、ソファはすでに空だった。

ブランケットまで綺麗に畳まれている。

しばらくベッドで横になってから、起き上がって身支度を整え、階下へ向かった。

ダイニングには、すでにみんなが揃っていた。

蓮はダイニングテーブルにつき、目玉焼きを少しずつ口に運んでいる。私に気づくと、すぐに顔を上げて満面の笑みを浮かべた。

「ママ、おはよう!」

愛実は蓮にミルクを注いでいるところだった。私が降りてきたのを見ると、目を輝かせた。

「里香、起きたのね? さあ、朝ごはんよ」

私は蓮の隣に座り、彼女からミルクの入ったグラスを受け取った。

愛実は微笑ましそうに私たち母子を見てから、向かい...

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