第120章

「こいつらごときで!」

 板下あゆみが口を開きかけたその時、ドアの外から数人の男が入り込んできた。三人ともどこかしら傷を負っており、私を見る目は陰湿で、凶暴そのもの。なんと、あの路地裏で遭遇したチンピラ三人組ではないか!

「お嬢さん、また会ったな」

 スーツを着たエセ紳士が、ニヤリと笑いかけた。彼は言いながら、坂下あゆみの肩に馴れ馴れしく手を置く。あゆみは不快そうに眉をひそめたが、拒絶する素振りは見せない。エセ紳士はあゆみの顔を覗き込み、「美人ちゃんも混ざりなよ。三対三だ、公平だろ?」と言い放った。

「へへっ、俺はあの酔っ払いがいいな。死んだ魚みたいに動かねえのを、好き放題やるのがた...

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