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どれほどの時間が過ぎただろうか。千葉源はようやく、根元まで燃え尽きたタバコの吸い殻を灰皿に押し付けると、バツの悪そうな顔で私を見て言った。

「家の事情については、これ以上詳しく話すつもりはない。ただ、謝ることしかできないんだ。君の新しい会社への支払いだが、今の状況ではすぐに振り込むことは難しい」

私は大きく息を吸い込んだ。長い沈黙の末に彼が口にしたのは、結局のところ中身のない言い訳にすぎなかった。しかし、彼がこれ以上語りたくないというのなら、私に何ができるというのだろう? まさか契約書を突きつけて、真っ向から角を立てるわけにもいかないではないか。

「私に何か手伝えることはありますか?」...

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