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「あんたたち、これは犯罪よ!」

 私は床に座り込み、お尻から伝わる痛みを必死にこらえたが、涙はもはや制御不能となってこぼれ落ちた。

 村雨霞はドアを開けると、振り返って私を見下ろし、鼻で笑って言い放った。

「なんとでも言えばいいわ。どのみち、私が離婚するまでここから一歩も出さないから」

「村雨霞、あなたが浮気してること、絶対に千葉源にバラしてやる。なにもかも失えばいいんだわ!」

 私の脅しにも村雨霞は全く動じず、ドアを閉める直前に軽蔑の笑みを浮かべてみせた。

 外から鍵をかけるガチャリという音が響く。どうやら村雨霞は部屋を出た後、外から施錠したらしい。つまり、私と病的な青白さの男...

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