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江川金生は私たちに住所を教え、言葉を続けた。

「高橋真美と伊藤さんは勝手に行ってくれ。自分たちの車でね。みよは、俺が送っていこう。いいだろう?」

霧雨みよはこくりと頷き、ごく自然な動作で江川金生の腕に絡みついた。その豊かな胸を彼の腕に押し当てる。江川金生も当然その好機を逃すまいと、霧雨みよの身体をいやらしく撫で回した。

江川金生を相手にうまく立ち回る霧雨みよ。水を得た魚のように見事に場をこなしているが、江川金生の手が彼女の身体を這うのを見るたび、私の胸の奥に何とも言えない違和感が渦巻いた。

私、高橋真美がこんな状況に追い込まれたのは、夫の浮気が原因だ。それなのに、今のピンチを乗り切る...

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