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「いっそ殺してやりたいよ! あんたみたいな疫病神を坂下家に迎え入れたのが運の尽きだったね。自分の夫を警察に突き出したと思ったら、今度は息子まで! 次は誰だい? 私の番だってのかい」

「これ以上暴れるなら、刑務所で家族団らんさせてあげてもいいですよ。もっとも、あそこが男女同室ならの話ですけど」

腕の痛みが、私のなけなしの忍耐力をじわじわと削り取っていく。なおも物を投げつけようとする義母を鋭く睨みつけると、その視線に怯えたのか、彼女はビクッと体を震わせ、振り上げた手をピタリと止めた。

私は冷たく言い放った。

「お義父さんが捕まった理由、わざわざ私の口から言わせる気ですか? さくらが怪我を...

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