第79章

一晩ろくに水も飲んでいないせいで、橋野メメの声は少し掠れていた。身体のあちこちが、じわじわと痛む。

方村与助はもともと女を労わるタイプじゃない。ましてや、ベッドの上での遊び方は昔から容赦なく、熱く、過激だ。

「もちろん先に調べるさ。そうじゃなきゃ、お前に説明できないだろ」

方村与助はのんびりと服を身につけていく。笑みはむしろ、さっきよりも誠実そうに見えた。

「俺の可愛い子を不機嫌にした奴がいるなら、そいつを一生不機嫌にしてやる。俺は昔から、やられたらやり返す主義なんだ」

そう言いながら、奥歯のあたりを、ゆっくりと舌で舐める。

獲物に目をつけた獣が、息を潜めて機をうかがう――いつで...

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