第146章 学校を見つけた!

藤原由真は、木下の言い分にも一理あると思った。焦りすぎたのは自分だ。

それ以上は彼を追い詰めず、淡く「……うん」とだけ返して電話を切る。

木下直人は深く息を吐き、思わず藤原由真の自業自得だと愚痴った。

あのとき、どれだけ止めても聞かなかったくせに。奥さんにあんな仕打ちをしておいて。

今さら必死に取り戻そうとしても、相手が応じるはずもない。

木下は首を振り、踵を返して市内でもっとも評判のいい私立小学校の門をくぐった。

……

藤原由真が裏で何をしているのか、森川汐里は知る由もない。

本来なら休みを取って森川悦子の転校先を探すつもりだった。けれど、もう市内の学校は一通り当たってしま...

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