第217章

「わ……私……」

清野雪音はわなわなと震え、唇を何度か引きつらせたが、まともな言葉は一つとして出てこなかった。

彼女が依然として謝罪を拒む様子を見て、コーエンはこれ以上黙っていられなかった。

「珠妃、この清野さんが君に謝りたいそうだ」

コーエンの声に、早乙女珠妃は驚いて振り返った。そこには、涙をいっぱいに溜めて自分を睨みつける清野雪音の姿があった。

早乙女珠妃と目が合ったその瞬間、清野雪音はかつてない屈辱感に襲われた。

「ほら、早く謝れよ」

コーエンが背後から冷たく促す。

「実は……」

早乙女珠妃が何か言いかけたが、コーエンはそれを遮った。

「珠妃、まさか清野さんの謝罪を...

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