第246章

その言葉を聞くや否や、天宮北斗は烈火のごとく怒り出した。

「徳臣、あれは正真正銘、お前の叔母さんだぞ! 彼女の顔を立てないにしても、俺の顔まで潰す気か?」

「北斗叔父さんの顔を立てたいからこそ、こうしたんですよ」

天宮徳臣の言葉に、天宮北斗は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。

「どういう意味だ?」

天宮徳臣は慌てる様子もなく、淡々と問いかけた。

「北斗叔父さん、千影叔母さんにおとなしく言うことを聞いてほしいでしょう? もう離婚だなんて騒がれたくないでしょう?」

ああ、それこそ天宮北斗が夢にまで見た光景だ。

彼は疑わしげに尋ねた。

「だが、それが千影叔母さんの留置所入りと何...

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