第253章

まるでそこに誰もいないかのように、自分の剥き出しになった足の上でツボの経路について議論する二人の女性を見て、天宮徳臣の顔は朱と蒼を行き来していた。

朱は羞恥によるもの、蒼は銀針がツボを穿つ鋭い痛みによるものだ。

骨の髄まで響くような激痛が心にまで食い込んでくる。早乙女珠妃の前で少しは強がりたいところだったが、その痛みは耐え難いものだった。

思わず小さく呻き声を漏らすと、その微かな音を早乙女珠妃は聞き逃さなかった。彼女は顔を上げ、脂汗を浮かべて顔面蒼白になっている天宮徳臣を見やる。

早乙女珠妃は無意識に手を伸ばし、彼の額の汗を拭った。その華奢な掌が、天宮徳臣の大きな手に包み込まれる。

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