第67章

そう言いながら引き出しを開け、白い粉末が入った小袋を取り出す。

「ほら、見て。これは全部、早乙女珠妃のために用意したものよ。もしあの子が服を脱がないようなら、これを直接体に振りかければいいわ。効果は同じだから」

「さすがはお母様、用意周到ね」

 早乙女珠妃が宴会の席で、一糸まとわぬ醜態を晒す姿を想像し、早乙女楽己は危うく吹き出しそうになった。

「そっちの招待客はどう?」

 早乙女楽己は頷いた。

「鶴田詠子はもう承諾したわ。それにお父様から鶴田家へ招待状も出してもらったから、これで誰も疑う人はいないはずよ」

 白井秋叶は満足げに頷く。

「よろしい。今夜はゆっくり休みなさい。明日...

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