章 36
軽く押しただけなのに、趙姐は眉を顰めた。何か不快な感覚があるようだった。
どうしたのか分からなかったが、手を止めようかとも思った。しかし、自分は盲人を演じているのだから、このような反応は見えていないはずだと思い直し、マッサージを続けた。
しばらくすると、趙姐は言った。「手技はなかなかいいわね、続けて」
その言葉を聞いて、私はホッと緊張が解けた。趙姐を見ると、先ほどまでの曇った表情は完全に消え、今は心地よさに浸っている様子だった。
趙姐のそんな表情を見て、私の心の奥底でもなんだか興奮してきた。すぐさままた続けてマッサージを始めた。
間もなく、趙姐の満足げな表情はさらに深まった。だが他の女...
ログインして続きを読む

チャプター
1. 章 1
2. 章 2
3. 章 3
4. 章 4
5. 章 5
6. 章 6

7. 章 7

8. 章 8

9. 章 9

10. 章 10

11. 章 11

12. 章 12

13. 章 13

14. 章 14

15. 章 15

16. 章 16

17. 章 17

18. 章 18

19. 章 19

20. 章 20

21. 章 21

22. 章 22

23. 章 23

24. 章 24

25. 章 25

26. 章 26

27. 章 27

28. 章 28

29. 章 29

30. 章 30

31. 章 31

32. 章 32

33. 章 33

34. 章 34

35. 章 35

36. 章 36

37. 章 37

38. 章 38

39. 章 39

40. 章 40

41. 章 41

42. 章 42

43. 章 43

44. 章 44

45. 章 45

46. 章 46

47. 章 47

48. 章 48

49. 章 49

50. 章 50

51. 章 51


縮小

拡大