第12章 俺の人生にお前らが口出しする筋合いはない

橘敏恵は一瞬、目を見開いた。まさか、こんな返しが来るとは思っていなかったのだろう。

「そちらが言い終わったなら、今度は私の番ですね」

桜井結衣は視線を上座の黒崎亮二へ向ける。媚びも怯えもない、まっすぐな眼差し。

「おじいさま。これらの写真は加工が雑すぎます。構図も光源も、整合性が取れていない。……それから、このチャット履歴はなおさら。露骨な捏造です。必要なら、五分で技術鑑定を取らせます。偽造の痕跡なら、少なく見積もっても二十箇所は挙げられます」

言葉を切り、口元だけで薄く笑った。嘲りは淡いのに、刺さる。

「もっとも――この程度の小細工、おじいさまの目をごまかせるはずもありませんよね...

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