第47章 すべては当然彼のために

それぞれの分野で冷遇され、肩身の狭い思いをしてきた面々が、今この瞬間だけは神を見つけた信徒みたいに目を輝かせた。口々に言葉を重ね、あの企画書を細部まで解体していく。

結城南はその様子を見つめ、思わず息を呑む。

さっきまで老いも若きも、病み上がりも混じった寄せ集めに見えたのに――次の瞬間には、全員が筋金入りの技術屋に化けていた。

彼女は興奮のまま、バンッと机を叩く。

「何を待ってるの! やるよ、今すぐ! 桜井美桜のあの井の中の蛙どもに見せつけてやろうよ。本物の技術ってやつを!」

燃え直した炎を宿す瞳を見渡しながら、桜井結衣は落ち着いた声で言った。

「捨てたのはガラクタじゃない。あの...

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