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新谷奈津子が歩み寄り、見下ろすように新谷結奈を睨みつけた。

「その子のスマホ、こっちへ持ってきなさい!」

ボディーガードが乱暴に新谷結奈のスマホをひったくる。新谷奈津子がパスコードを打ち込んだが、ロックは解除されなかった。

「暗証番号、変えたの? 結奈……何を隠してるの。スマホまで見せないつもり?」

顔色がさっと青ざめ、次の瞬間には怒りで赤くなる。新谷奈津子の視線が、釘みたいに結奈へ刺さった。

彼女は結奈の髪を掴み上げ、スマホの画面を無理やり顔へ向ける。顔認証が通った。

それでも手は離さない。髪を、ぐいっと引きちぎるように掴んだまま。

新谷結奈は痛みで全身を震わせた。頭皮が剥が...

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