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会場中の空気が、すっと細くなる。

誰もが息を殺し、入口から壇上へ向かって歩いてくる藤井翼を見つめていた。

間宮校長、鈴木副校長、そして数名の役員が、ほとんど反射的に立ち上がる。背筋を伸ばし、深々と頭を下げて迎えた。

間宮校長は、藤井翼が今日わざわざ姿を見せるとは思っていなかったのだろう。慌てて言い訳めいた笑みを作る。

「藤井社長、本日は些細な案件の整理でして……お電話を差し上げなかったのも、そのためです。社長自らお越しいただくほどのことでは」

鈴木副校長も、媚びるような笑顔を張りつけて頷く。

「ええ、その通りです。藤井社長はお忙しいお立場ですし、こういった小さな決定にまでお時間を...

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