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新谷結奈は険しい顔のまま言った。

「私の誕生日でもないのに、プレゼントなんていらない」

新谷浩市は強引に紙袋を結奈の手へねじ込む。

「持ってろ。お前ら姉妹は平等だ。芽衣の誕生日だけど、お前にも一つやる。芽衣にあるものは、お前にも必要だ」

「平等?」結奈は鼻で笑った。

「浩市兄さん。そんな簡単な言葉すら使いどころを間違えるなら、もう一回高校からやり直したら?」

新谷浩市の顔色がさっと変わる。

「結奈、俺に向かってその言い方は何だ。行儀が悪すぎる」

「じゃ、帰る」

結奈は紙袋を浩市の手に戻し、踵を返した。

浩市が強く手首を掴む。

「結奈、いい加減にしろ。みんなの前で、お前と...

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