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新谷結奈は椅子にきちんと腰かけたまま、背筋を伸ばし、顔を歪めた新谷浩市を見上げた。
「……何?」
新谷浩市は殺気立った表情で、新谷結奈の腕を乱暴につかむ。
「今すぐ立て。俺と一緒に来い」
教師が手にしていたコップを机に置き、眉をひそめて制止に入った。
「そこの方。授業中です。何をしているんですか」
教室中の視線が、新谷結奈と新谷浩市へ集まる。兄妹が何を始める気なのか、皆が固唾をのんで見守っていた。
だが新谷浩市は教師の言葉など意に介さない。声を低く落とし、脅すように言った。
「新谷結奈。ここでお前のやったことを全部バラされたくなかったら、黙って出て来い」
「私が何をしたって...
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