第221章

彼女がいないから、経験を話すこともできない。

佐藤翔太は歯ぎしりして怒り、もう一度彼のスラックスを見た。「藤原司、お前が上に行って何をするつもりか、俺には分かってるんだぞ!」

「俺の合法的な妻だ、できないのか?」

「……」

藤原司は佐藤翔太の坊主頭を撫でた。「夜に寝ないと、将来チビになるぞ」

「お前こそ……」チビだ。佐藤翔太はため息をついた。藤原司は190センチもあり、全然低くなかった。

藤原司は佐藤桜が布団に潜り込んで寝たふりをしていると思っていた。

意外なことに、普段は恥ずかしがり屋の彼女は確かに布団に横たわっていたが、布団の端から一対の輝く大き...

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