第78話

第78章

「王冠は奉仕する者に与えられる」

アニーキー・トチュクウ・エゼキエル

玉座の間への扉が開き、私は目に見えて震えないようにするのに全力を尽くした。

深呼吸、クラーク。

すべての視線が私に向けられた。そして、そこには数え切れないほどの目があった。玉座の間は人々でぎっしり詰まっており、各コーナーには警備兵が立っていたが、私の前には厚い赤いベルベットの絨毯が敷かれ、道が開かれていた。私と玉座の間には誰一人として立っていなかった。

グリフィンを除いては。

彼は王の椅子の下に立ち、イヴァンのものに似た豪華な軍服を着ていたが、さらに多くのリボンやメダルで飾られていた。こんなに正装した彼を...