第二十五章

ニコの舌が、何日も食っていないかのように彼女の太ももの間に埋められている。メイソンは彼女の乳首を指でつまみ、彼女が喘ぎ声をあげるギリギリの強さで、ひねり、引っ張っている。そして俺は、彼女の口を自分の口で塞いでいる。

だが、これはただのキスじゃない。

俺は彼女を取り戻しているんだ。

抑えきれない彼女の喘ぎ声をひとつ残らず味わい、途切れ途切れの息をすべて受け止め、俺の唇に崩れ落ちていく彼女を感じる――無力で、必死で、そしてクソほど完璧な姿を。

ただ、俺たちのためだけに。

俺たちは彼女に触れてきた。隣で眠り、絶対安静だった夜もずっと抱きしめてきた。

だが、彼女と赤ん坊たちへのリスクのために、興奮する...

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