第二十八章

メイソンはそっとへその緒をクランプで挟み、私たちが最初に計画した通り、それが細く白くなるまで三十秒間じっと待った。

「どうぞ」彼はニコにそう言うと、ハサミの方へ顎をしゃくった。

震える手で、ニコがそれを切る。

柔らかいタオルで赤ちゃんが包まれると、部屋にいる誰もが涙をこらえきれなかった。小さな腕がばたつかせられ、その泣き声は生命力に満ち溢れている。

「ああ……」カメラの後ろでアシュリーがうっとりとした声を漏らす。

「すごく綺麗……」チェルシーが息をのんだ。

「よく頑張ったね、アリー」ニーナが顔の涙を必死に拭いながら付け加えた。

でも、私は彼女たちの方を見ない。

私の目には、この子しか映らない。...

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