第367章

「あなたのせいよ。体中が痛いんだから……」

ザンダーのエネルギーは本当に桁外れだった。

彼は一晩中彼女を眠らせず、ありとあらゆる方法で限界まで追い詰めたというのに、朝早くからトレーニングに励み、汗ひとつかいた様子もなく平然としている。一方、彼女は疲れ果てて目を開けているのもやっとだった。

ザンダーはベッドのそばに腰を下ろし、ニヤリと笑った。声にはわずかに自慢げな満足感が滲んでいる。

「うん。全部俺のせいだ」

少なくともザンダーは自分の非を認める術を知っていた。

アリアンナは少し安堵し、彼を褒めようとしたその時、彼が口を開いた。

「次はちょっと手加減するよ」

彼女の褒め言葉は喉に...

ログインして続きを読む