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ニコの視点

「正しい決断をしている、信じてくれ」と彼は言った。

「お前も分かってるだろう、俺は血を流したくないんだ」と私は彼を見つめた。

「まあ、そう言えるな」

「避けられない戦いもあるんだ、それは分かってるだろう」と私は言った。「ドイツ人が大人しくしているわけがない。だから準備しておいた方がいい」

「はい、ボス」

「何をすべきか分かっているな」私は彼が持っているレコーダーを指差した。「警察に聞かせる必要のないことがある。それは編集して消すんだ」

「やっておきます。それから警察署に送ります。心配いりませんよ」

「じゃあ頼んだぞ。正直、ファビオはこの仕事に最適だ。他の連中のこと...