チャプター 203

「顔に乗って。君が欲しくてたまらないんだ」

彼の言葉でただでさえ火照っていた体に、顔に乗ってほしいという彼の要求が、新たな欲望の炎を灯した。彼の指は私の割れ目をなぞるのをやめない。私を説得して顔に乗せるまで、彼はやめられないと分かっているのだ。その考えだけでも、私の中で何かが疼く。そんなこと、今まで一度もしたことがなかったし、彼に頼まれたこともなかった。彼の常軌を逸した要求に、心臓が興奮と甘い恐怖で同時に激しく高鳴っていた。

「お願いだ、愛しい人」彼は重く、求めるような声で懇願した。まるで私が彼のなすがままになっているかのようだったが、実際はその逆だった。彼の指は下半身で私を弄ぶのを決し...

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