第7章:バッド・ヘア・デイ

ハナ

革張りのアームチェアに座っている。外の暖かさとは対照的に、部屋の空気はひどく冷たい。不安が全身を駆け巡り、神経は今にも張り裂けそうだ。

この数ヶ月、ずっと憧れていた仕事の面接。三十分にも及ぶ厳しい質疑応答の間、私は必死に心を無にしようと努めた。

でも、この緊張には理由がある。彼らのせいだ。全員、彼らのせい。

アリス、ネイサン……ジョン。

彼らは前代未聞のめちゃくちゃな状況を作り出し、私を途方に暮れさせた。以前なら難なく切り抜けられたはずの場面で、どう振る舞い、何を言えばいいのか分からなくなってしまったのだ。

私の人生は、細部に至るまで綿密に計画され、すべてが管理されていた。そう、アトランティック・シティに引っ越してくるまでは。今では、何もかもがコントロールを失ってしまったように感じる。

親友が私に隠し事をしている――元カレとこっそり連絡を取り合っているなんて。自分の人生で何が起きているか分かっているつもりでいた自分が、いかに騙されていたかを思い知らされる。

彼女を問い詰めることなんてできなかった。ただ凍りついたまま、何度も何度も点滅するネイサンの名前と、鳴り響く電話を見つめているだけ。ああ、なんて拷問だったんだろう。

あの瞬間、どうやって正気を保てたのか、今でも分からない。

そして神様はご存知だ。私がどれだけその電話に出たかったことか。ああ、神様だけは。

でも、私は平静を装った。結局のところ、私がネイサンに隠していることを知られたら、彼がどう反応するか分からない。彼が知るべきなのかどうかもまだ分からないし、この三日間ずっと心に重くのしかかっているけれど、これ以上心配の種を増やしたくはないのだ。

そのせいで手が震える。汗が滲むのを感じ、急いでネイビーブルーのドレスの生地で拭った。大胆なネックラインを隠すためにブレザーを羽織ったのに、今ではボタンと格闘している。まるで勝手に外れてしまうかのようだ。

ベスは親切な人だ。時々厳しいところもあるけれど。それでも、このポジションを確保できるだけのことはしたと願いたい。執筆アシスタントなんて、私が達成できると思っていたものをはるかに超える、素晴らしいチャンスなのだから。

でも、何かがおかしい。彼女はただの仲介者で、採用元の会社については一切口にしていないのだ。電話で最初に連絡を取った時から、ベスは契約書にサインした後でなければ会社名は教えられないと主張していた。

リスキーだとは思う。でも、勤務地、給与、福利厚生を考えると、断れないほど魅力的なオファーだ。話がうますぎるくらいに。

ベスが電話から戻ってくるのを見つめる。私の評価について話し合っているのだろうと思わせるには、十分すぎる長さの電話だった。

彼女は先ほどよりも真剣な表情をしていて、私の心は沈んでいく。不安すぎて、良い結果を期待する余裕なんてない。ただ逃げ出したい。でも、おかしな人だと思われたくないから、必死で普通を装う。

もう何日もこうしている。私は取り繕うのが得意だ。最高のお手本――両親から学んだから。

「待たせてごめんなさい、ハナ。上司がどうしても話したいことがあるって」彼女はそう言って、デスクの上の書類を整理し、一枚を脇に引き寄せた。

ベスはいくつかの情報を書き込むと、紫色のペンと一緒に、私が記入するようデスクの向こうから滑らせてよこした。

「これは……? 私、合格したんですか?」私の声に期待が滲むのが分かったのか、彼女は微笑んだ。

彼女が頷くと、私は喜びのあまり椅子から飛び上がりそうになった。

「あなたならきっとうまくやれるわ、ハナ。提出してくれた文章、素晴らしかった」彼女は私の目の前で提出物をレビューしながら続けた。自分が聞いていることが、ほとんど信じられない。

期待に胸を膨らませて契約書を受け取り、最初の就職先となる会社に興味津々でざっと目を通す。だが、書類の冒頭に目をやった途端、私の笑みはゆっくりと消えていった。

『デザイア・マガジン』。ネイサンが働いているのと同じ会社。ネイサン・トレス、あの野郎。

彼が何をしようとしているのか、理解できない。私の信頼を取り戻すために、彼が推薦したっていうの? それとも、これもまたネイサンとアリスが私に隠し事をして仕組んだ、いつものゲーム? もう、どう考えたらいいのか分からない。分かっているのはただ一つ。もう、うんざりだということ。

私は椅子から立ち上がる。契約書はまだ手に握ったままだ。ベスは驚いた様子で私を見ている。私の突然の剣幕にどう反応していいか分からないようだ。

「ハナ、どうしたの?」

「この仕事、私を推薦したのはネイサンなの? ここに来てから、彼と話したりした?」と私は問い詰める。

「上司から内密にするよう言われておりますの、ハナ」彼女はさも私の苛立ちの理由が分からないとでもいうように、平然と答える。「あなたはただこの機会に集中して、『デザイア』に入社すればいいのよ」

「その上司に、男なら自分で直接会いに来いって伝えて」私はそう言い放つと、人事部のオフィスを飛び出した。

怒りが私を捉え、どうすればネイサンに、全てを元通りにできるわけじゃないって分からせられるか、めちゃくちゃな考えが頭を駆け巡る。卒業式の夜に浮気を暴露したことを、私が簡単に許せるかのように振る舞うなんて。哀れな電話だけで私の許しを得られると思ってるなんて、どうかしてる。

そして、今度はこれだ。まるで私が彼の施しを必要とする哀れな人間みたいに、仕事を斡旋してくるなんて。

惨めすぎる。考えれば考えるほど、彼に直接会って問い詰めたいという衝動が強くなる。私は当てもなくタクシーを拾い、考えに沈んだ。

ハンドバッグの中で携帯が震える。誰からかなんて、考えるまでもない。ネイサンだ。ここ数日と同じように――電話をかけてきたり、会ってくれ、自分の行動を正当化させてくれと何十通もメッセージを送ってきたり。

電話には出ない。用意された謝罪の言葉なんて、もう聞きたくない。自分のしたことの報いを受けてほしい。だから、私たちは以前共有していたアプリを開き、ネイサンのスケジュールを確認する。ランチミーティングの予定が入っている。しかも、そのレストランはここからすぐ近くだ。これ以上ないタイミングだった。

彼のことは分かっている。うんざりするほど時間厳守な男だから、もう向かっている頃だろう。この決断を下しながら、とんでもない間違いを犯しているかもしれないと気づく。でも、これを終わらせなくちゃ。あれだけのことをしておいて、まだ私の人生の一部でいられるなんて、ネイサンに思わせてはいけない。

予約したテーブルも、ゲスト用のパスワードも、詳細は全て分かっている。

私はためらうことなく受付係に彼のもとへ案内してくれるよう頼む。心の中で馬鹿げた出来事を繰り返し再生するうちに、怒りがふつふつと湧き上がってくる。

彼女は、ネイサンがゲストと一緒に座っているテーブルへと私を案内した。彼はすぐに私に気づく。衝撃を受け、立ち上がった。どうして私がここに来ると分かったのか、疑問に思っているに違いない。しかし、ネイサンの驚愕した顔を見て、一緒に座っていた男性も立ち上がる。

そして、まるで現実に頬を打たれたかのように、私は自分の行動の重さを感じる。なんてひどい考えだったんだろう。この可能性を考えなかったなんて信じられない。今、自分が馬鹿みたいだ。

その男性が私の方を向く。彼の顔に浮かんだ衝撃は、私とネイサンの顔にある不信感を映し出していた。

その男は、ジョン・カウアー。あの夜よりもさらにハンサムで、ここ数日、私の夢に出てきた彼そのものだった。

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