第271話

息が短く速くなってきた。私は必死で手を腹に押し当て、私の内側にある繋がりを求める。でも、まるで空気をつかもうとしているようだ。指先は何かの感触、何かの絆を探し求めるけれど、何も見つからない。

「エラ」シンクレアが囁き、私の背中に手を強く添える。「落ち着いて——医師たちは大丈夫だと言っている、彼はまだ私たちと一緒だと——」

「まだ一緒?」私は歯を食いしばりながら唸る。あの繋がりを何とか呼び起こそうとしているのに、それは頑固にも姿を現さない。「私が彼を感じられないのに、どうして彼がまだ私たちと一緒だって言えるの?」

シンクレアは再び優しく私を静かにさせる。その柔らかな音に、私は絶望の中にあり...

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