第24章 証明

「私の父は母のことを大切にしていたので、ずっと家にいさせて、農作業や日光に当たることを許しませんでした。でも母は料理もできませんでした。家にいても私たちの世話はできず、ただ本を読むことが好きで、時には一日中読んでいました」

「そうです、健一の言う通りです。彼の母は都会出身で、お姫様のように大切にされていました。私たちは宝物のように扱い、仕事もさせず、畑仕事もさせず、料理もさせませんでした。本を読むのが好きだったので読ませ、歌が好きだったので子供たちに聴かせ、外出を好まなかったので家で留守番をさせました」水原家のお婆さんは健一からマイクを受け取り、この嫁に本当に良くしていたことを証明しようと...