第153章 子供は実は村上龍平のものだった!

まず騒がしい声が聞こえ、その中に車のクラクションが混じっていた。そして、院長の声が響いた。「千夏、機嫌がいいようだね。何かいいことでもあったのか?」

「大当たりよ。松本由美が自滅したの!」

松本由美は手を止め、鈴木千夏と院長がこれから何を話すのか、まずは聞いてみようと思った。

聞き終えてから、あの日の録音を取り寄せよう。

彼女は全神経を集中して耳を澄ませた。

院長が尋ねた。「そうなのか?聞かせてくれ!」

「村上さんが彼女に本気で惚れてて、子供を堕ろした後、もう一人欲しがってたの。でも結果はどうかしら、松本由美ったら自分から避妊薬を買って飲んでたのよ、妊娠したくないなんて!私にバッ...

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