第24章 寝たらすぐ逃げるつもり?

林田ククは彼の耳元に顔を近づけ、吐息が彼の耳にかかる。「ただお喋りするだけでいいわ。一晩いくらなの?安心して、どんなに高くても払えるわよ!」

結局、林田ククは先ほどネックレスを売った金を手にしたばかりだった。数十万円使っても痛くもかゆくもなかった。

目の前のこの人間離れした極上男性モデルは、その価値があるに違いない!

藤原深は冷ややかに鼻を鳴らした。「お前に払える金額じゃないだろうな」

林田ククはすぐに反論した。「嘘よ、そんなはずないわ!お姉さまは金持ちなの。あなたが私をお姉さまって呼んだら、チップあげるわよ!」

藤原深は酔っぱらいとこれ以上戯れる忍耐力がなかった。彼女の分の会計を...

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