第20章 私は保護者が必要ない

「お前らはこんな恥をかいても平気かもしれんが、この老いぼれは恥ずかしくてたまらん。そのうち、私がお前らと縁を切って、もうお前らの祖父でなくなっても文句は言うなよ」

「これだけだ……お前らは皆、よく反省しておけ……」

北村お爺さんはグループチャットで孫たちを激しく叱りつけた後、颯爽と退出した。

叱られた三人の孫たちは、それぞれスマホを抱えながら、グループチャットで北村お爺さんに返信していた。

【お爺さん、承知しました。ご指摘の通りです、私が間違っていました。改めます】

【お爺さん、あなたは永遠に私の祖父です】

【分かりました!】

北村お爺さんへの返信を終えた後、北村萧は自分のスマ...

ログインして続きを読む