第23章

クロエ・モーガン 視点

私は電話を切り、テーブルの上に用意された朝食を見つめ、心が温かさと感動で満たされるのを感じた。

昨日、カフスボタンを贈った時はとても緊張していた。ドミニクが気に入ってくれるか心配だったけれど、彼はすぐに私が選んだプレゼントに付け替えてくれて、私の気持ちを大切にしてくれていることがわかった。

昨日は一日中幸せだった。

ドミニクは組織の人たちに私を紹介してくれて、言葉にせずとも、私が彼にとって特別な存在だということを伝えてくれた。

その後は買い物に連れて行ってくれたり、サプライズを用意してくれたり、ベッドの上でさえも、とても優しかった。

昨夜のこと...

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