第24章 林田さんはとても美しい

肌膚の触れ合いがもたらす感覚に、彼女の心臓は一拍抜けた。

少し大げさな金色の大きな扉を押し開けると、中では既に男たちがトランプに興じていた。

藤原裕也が入ってくるのを見て、若い男が立ち上がって迎えた。「裕也さん、来たんですね。こちらが林田さんですか。やはり滅多にお目にかかれない美人ですね」

林田浅子はこの環境を一瞥した。なるほど、カードゲームの集まりだったのだ。

「いいから、余計なことは言うな」

数人の男たちが再び集まり、藤原裕也を加えて四人の男たちがテーブルに座った。

カードテーブルでは林田浅子だけが女性で、彼女は少し居心地が悪かった。

一方、藤原裕也は極めて自然に彼女を腕に...

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