第47章

一日の中で。

男は朝、最も性欲が旺盛になる。

榎田神也は床から天井まである窓の前に座り、煙草に火をつけた。

煙が立ち込める中、その端正な顔には情欲が満ち、時折ドアの方に視線を向けていた。

股間の巨大なものを見つめながら、それが疼くのを感じ、いらだちが込み上げてきた。

「あの女、来ないつもりか?」

そう思い、携帯を取り出して催促のメッセージを送ろうとした瞬間、部屋のドアがカチャリと開いた。

「遅い!」

彼は煙草を床に投げ捨てて一歩で踏みつぶすと、数歩で歩み寄り、一気に彼女を抱きしめた。

その大きな手は手慣れた様子で、まず篠崎アエミのボタンを外し、直接噛みついた。

「あっ、あ...

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