第21章

「豚のようなチームメイトほど怖いものはない」とはよく言ったものだ。

義母さんはまさにそんな豚のようなチームメイトだった。

藤原純は私の機嫌を取るために、こんなに必死になって、恥も外聞もかなぐり捨て、尊厳さえ投げ出している。

それなのに義母さんは、彼が苦労しているのを見て、すぐに不機嫌になる。

少しは考えてほしい。すでにこれだけ苦労し、努力しているのだから、一気に押し切るべきではないのか。それなのに今また私を罵り、私を押し出そうとしている。

「お母さん、少し黙っていてくれないか。夕子が僕に腹を立てているのは当然のことだ。僕は夕子に誠意を見せて許してもらえるよう努力するつもりだ。時と場...

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