第22章

藤原純は話しながら、すでに車を走らせて迎えに行っていた。

その間、二人の電話は切れておらず、義母さんは息子が今から自分を迎えに来ると聞いて、元々は留まるように言っていたのに、今度は明らかにもっと高い要求を持ち出していた。

「そう？家はどの辺りにあるの？どのくらいの広さなの？今住んでいるところと比べてどう？」

「永田町の団地だよ。今住んでいるところより確かに小さいけど、百十平米くらいはあるよ」

藤原純は家の大きさについて話しながら、少し残念そうな顔を見せた。

やはり義母さんと同じく欲深い性格で、義母さんも不機嫌な口調で言った。「なんでそんなに小さいの？私が住むにはどんどん悪くなるじゃ...