第35章

「わかった、了解した」

大林沢の電話を一見平静に切ったが、電話を切った瞬間、涙が止まらなくなった。

「ははは……藤原純、お前は本当に冷酷だな!お前が狙っているのは俺の命じゃなくて、俺を精神病にして、狂人にすることだ!」

こんな薬、普通の人間には手に入らない。

特別なルートを使って、高額な金を払わなければ手に入らないものだ。藤原純は俺を罠にかけるために、そこまで手間を惜しまなかった。

俺は彼に感謝すべきなのか、少しは俺を高く評価してくれたのか。

笑いながら、泣き崩れた。

自分の頬を強く叩いた。「小林夕子、お前はなんて愚かなんだ、泣くな、こんなクズのために泣く価値なんてない」

で...

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