第30章 パンティーが彼に拾われた

藤原修一が藤原博之を見た瞬間、まるで太った羊を見つけたかのようだった。

藤原修一は遠慮なく言った。「これは嫁さんの手作りアクセサリーだ。いくつか買って彼女にプレゼントしたら?」

その口調は質問のようでいて、藤原修一を知る者なら分かる——これは命令だった。

藤原博之は買わざるを得ない。

義姉さんの手作りなら、藤原博之は当然買わなければならない。「もちろんだよ。このアクセサリー、すごく綺麗じゃないか。小春、いくつか選んでみて」

「彼女」という言葉を聞いて、認められた喜びを感じ、嬉しそうに選び始めた。「どれも素敵!全部好き!」

藤原修一はこの機会を逃さず言った。「気に入ったなら全部買え...

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