第13章

江崎玲子は本当に正直だ。嘘じゃない。

前回は彼女が古江直樹を寝ったのだ。

古江直樹も思わなかった。この女がこんなに大胆で、何でも言い出すなんて。

彼は突然、江崎玲子が酔っぱらったらどんな様子なのか見てみたくなった。

「飲め」古江直樹は酒を彼女の前に置いた。「何かあっても、責任は私が取る」

「……」

そんな大胆なことしないでくれ。

古江社長、あなたは一応彼女がいる人でしょう。これで何か起きたら、わたしは責任取れません。

江崎玲子は手を振って、断ろうとしたが、古江直樹の一瞥で、すぐに笑顔に切り替えた。「かしこまりました!」

長いものには巻かれる、頭を下げるしかない。

彼女は上...

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