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「リアム:」

俺はダーツのリストを確認し、それ用の対戦表を作り始める。リッサには紙を何枚か切ってもらい、それぞれに1から20までの番号を書いて、以前ビリヤードの賞金集めに使っていたクッキーの瓶に入れてもらう。もっとも、賞金自体はもう母さんからもらった大きな封筒に入っているから、参加者たちはその瓶から番号を引くだけだ。俺は参加者たちに、ダーツトーナメントの対戦順を決めるために番号を引きに来るよう、テキストを送り始める。

マッキー、トレバー、そしてダッチがダーツのリストに全員載っているのに気づいた。彼女がどこまで勝ち進めるか、そして最終的に王子かダッチのどちらかと対戦することになるのか、見るのが楽...

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