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リアム:孤児院からは八、九人ほどの子供たちが来て、それに僕たち――リッサ、デミ、そして僕の三人――を合わせると、プールパーティーには十二人いたんだ。

チェイス:まだ興奮冷めやらぬといった感じだったが、プールの方から水音が聞こえてきたので、何事かとそちらへ戻ってみた。そこではリアムとその双子が、パックの子供たち何人かと楽しそうに遊んでいた。「やあ、チェイス!」「やあ、リアム」「一緒にどうだい?」「今回の旅行には水着を持ってこなかったんだ。持ってきてたら入ったんだけど。今はちょっと気晴らしが必要でね」「着替え場所に予備があるよ。合うのを見つけてこっちに来いよ」「君の友達は、大人がうろついてても本...

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