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ケスカ:「いい考えがあるんだけど、ちょっと相談に乗ってほしいの」

「何?」

ケスカ:「いざという時、私たち二人ともセーフルームに閉じこもっているわけにはいかないって分かってるでしょ。だから、屋根とか木の上に陣取って、そこから狙撃するのはどうかしら? 前にローグたちを片付けた時みたいに」

「ああ、それなら上手くいくかもな。奴らも意表を突かれるだろうし、私たちの匂いもそう簡単にはバレないだろうしな」

ケスカ:「その通りよ。それに、アーチェリークラスの腕利きたちも巻き込めるわ。そうすれば、彼らもパックのお荷物じゃなくて、貢献してるって実感できるでしょうから」

「それは彼らにとっても自信につながるだろ...

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