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ケスカ:日曜日はパーティーの日だった。双子たちの誕生日が終わって、デミの誕生日が来る前ね。マッキーとあたしは二人で飾り付けを手伝ったんだけど、キッチンでオメガの一人が怪我しちゃって、サラが診療所からもっと備品が必要だって言うから、あたしが取りに行ってあげるって申し出たの。診療所へ向かう途中、一台の車がゲートに近づいてくるのが見えた。彼らが窓を開けて任務中の護衛に話しかけた時、ストーン・クローの匂いがした。『コーラ、私たちがどれくらい遠くまでフェーズできるか試す必要があるわ』『わかった』私たちがいた場所から、たぶん6フィートくらいフェーズジャンプできたと思う。『いいわね。でも、これを連続で何回か...

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